MCR不登校・引きこもり支援センター
“これまでに経験したST活動を振り返って”
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言葉、態度と形を変えて家族から何度も彼に向けて発せられたこのメッセージは、
それまでは役に立たないものでした。
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と、ある日私が彼に発したメッセージをきっかけに、彼は数年ぶりに外へと出て行きました。
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私たちが背景とする短期・家族療法の重要なこの原則は、不登校や引きこもりの援助をしていると何度も実感します。
家族の関係には長い歴史があるので、家族の関係性を変えるのは時に難しいことがあります。
「お前なんかに言われたくない」というこの一言がまさにそれです。
しかし、新たに派遣される家庭教師との関係性はこれから築きあげていくものです。
何気ない日常会話や遊びをする。
最初はそんなことの積み重ねで、私たちと彼らは、家族とは違った関係性を築きあげていくのだと思います。
両親が怒るようには、私たちは散らかった部屋のことで彼らを叱責することは少ないでしょう。
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初回の訪問は私たちには緊張の時間です。
そしてもちろん、彼らにも緊張の時間となります。
なぜならば、そこには未知の新しい関係性が待っているからなのだと思います。
そして、その後の活動にはいろいろな壁もあります。
活動が長くなるほど、「親と同じことを言ってるな」と彼らが感じるような言動を、知らずにしていることもあるでしょう。
うまく関係が築けないな、と感じることもあります。
そんなとき、客観的、専門的な視点でアドバイスをしてもらえるスタッフの存在に助けられたことが多かったと感じます。
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思い起こしてみると、MCRがこれまでにいくつもの家族を支援し、確かな効果を生みながらこれまでやってこられたのには、このようなことが大きかったのだと思います。
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2006年12月10日
NPO法人メンタル・コミュニケーション・リサーチ「こころの家庭教師」代表
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